キスよりも甘く〜その後の俺たち〜
翌日兄貴とプロダクションに行った。
『社長、すみません。やっぱり俺小説書くの好きなんで…。自分から入りたいっていっときながらすみませんでした。』
兄貴は深々と頭を下げた。
『達也と兄弟デビュー期待してたけど…仕方ないな。君の小説は素晴らしいものだから…今度映画化することあったらうちの子使ってよ。』
社長は兄貴の肩を叩き頭を上げるように言った。
そして…
『その分達也、お前しっかり働けよ。』
俺っすか?
社長は不適な笑みを浮かべ姿を消した。