キスよりも甘く〜その後の俺たち〜
『お前は相変わらず女狙いだな。』
『あったりまえじゃん。俺も奴も女好きなんでね。』
蓮は自分の下半身を見て笑った。
相変わらずのバカさに言い返す言葉はなかった。
『なあそう思えば来月修学旅行じゃん。』
俺も蓮も高校生活最大のイベント修学旅行を忘れていた。
『そうだな。』
『修学旅行の時に彼女いないのって寂しくねぇ?』
『別に。』
『達也お前冷めすぎ。やっぱ彼女でしょ?』
蓮は自分の携帯をいじりどこかへ電話をかけ始めた。