僕等がみた空の色





暗闇をひたすら走った。


途中、立ち止まって引き返そうかと思った。

今ならまだ間に合う。


行ってしまったらきっと、もう戻れないから。





でも、予感がした。

うまく言えない。

待ってる気がして、走った。


きっと止まってしまったらもう二度と走れない。




あの瞳が、



声が、



言葉が、




欲しくてしょうがないんだ。







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