赤い月 青い太陽
口ひげを蓄えた姿がダンディー♪

って、友だちはよくいう。

アラフォーっていうんだっけ?


確か先月、42の誕生日を迎えたこの担任は
 
自分専用のマグカップに煎れた

熱々のコーヒーをすする。


「読めません」


素直に負けを認めると、

口の端の髭が動いた。



笑われた。




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