いつまでも大好きo

あれからどれくらい経っただろう。

グラウンドの水溜まりも減ってきた。

履き替えた靴がなるべく汚れないように頑張ったかいがあって、あまり汚れてない。

きっとバンドはもう終わっただろう…。


「よっしゃ!!
もう終わり。
みんなカラオケとか見たいでしょ??」

部長さんの一言で部活終了。

「さようなら。」

あたしは部室で語っている先輩に挨拶をして体育館へ向かう。

誰かいるといいんだけど…。

体育館を覗くと、すでにカラオケは始まっていてステージの前で多くの人が跳びはねている。

「ゆーいーっ!!」

「ひゃっ!!」

真美が遠くから走ってきて抱き着いた。

「部活終わったの??」

「終わったよ♪」

「じゃカラオケ見よ〜!!」

あたしは真美と一緒に跳びはねている人の中へ入った。




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