冷たい男
それは願望なのか。
今の?
昔の?
ただいえることは私はまだアイツを忘れていないということだ。
きっとアイツを越えれないと次の恋なんてできないんだろう。
高校では私はアイツの少しでも近づきたかった。
確かにあの頃よりは近づいたかもしれない。
けれど、今私は
中途半端な位置づけに捕われてしまっている。
私から好かれたアイツの勝ちなのか。アイツを好きになった私の負けなのか。
結局、どちらがよかったなんてわからない。
後悔もしていない。
ただ願うのは、
ただただ平穏に
穏やかに
幸せになりたい。
そしていつか、アイツと普通の友達として笑って会いたい。