冷たい男
泊まり一日目
電車で乗って行った。
途中寝坊したアイツを電話で起こして、掠れた声にキュンてしちゃったりして。
ついたらアイツが迎えにきてくれた。
相変わらずかっこよくて…荷物なんかもってくれちゃったりして。
二人きりの部屋、どんな態度とっていいかわからなくてそっけなく言葉交わした。
アイツもさ、冷たくて何も変わってなくて。ただやっぱりちょっと違ってた。
あんたが私を名前でよんだり。あんたのことを呼び捨てにするのは私だけって知ってにやけそうになったり。
バイトが夜あるっていうからそれまで眠るのに膝をかしてあげたり。
私の膝を枕にして眠る姿がなんだか愛しくて起こさないように髪を撫でた。
それからバイト行くのを見送ってからご飯の材料買いに行ってご飯つくって待ってた。
その日帰ってきたのは深夜でベッドで二人横になって…身体を重ねようとしたけど激し過ぎて途中で断念しざるをえなくなっちゃったんだよね。