冷たい男
途中でやめちゃったけどそれでもなんか嬉しくて。
でもさ…中途半端な関係だからこそどんなふうにしていいかわからなかった。
抱き着きたくてのばした手は元の位置に戻した。
心臓が苦しかった。
わけのわからない感情が渦巻いた。
突き放すような一言に泣きそうになった。
次の日もっと辛いことが待っているなんてしらないまま。
背中をむけあって眠りについた。
背中だけがあたたかった。
…朝、起きたとき抱きしめられていたのは嬉しかった。
いいことがあれば悪いこともある。
それを痛いほど味わう二日目。