冷たい男



次の日には私は帰る予定だったのに、想い出もくそもなくて。



私は開き直ることにした。



明日は朝一で帰ろう。



早く帰ろう。



そう決めて、私だけ大学が違うから話には入っていけずニコニコ笑いながらただそこにいた。



なぜ、私はここにいるのか。



そう思った。



何もかもが嫌になって、これは夢じゃないかとさえ思った。



結局解散したのは次の日の朝4時。



帰り道もアイツからでてくるのは彼女のことで。



彼女について私に意見を求めてくるから



ありきたりな言葉で返すしかできなかった。



早く帰りたい、そう思った三日目。



< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop