天使と吸血鬼
私は1日中、
悪魔に抱かれていた。

「お前は美しい。
お前を俺様の妃にする。

そしたら全世界が、
私の手中に収まって、
支配出来るんだからな。」

悪魔の魔力で私の体は、
抵抗すら出来ない。
このまま悪魔に自分の身を
捧げ続けていた。

目を瞑り出てくるのは、
悪魔界に残っている父と弟。

そして心から愛している、
先生と楓を思い出していた。

私は悪魔に抱かれながら、
眠りについて、
何も考えずに眠った。
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