天使と吸血鬼
放課後。
ブルーが私に近づいてきた。

「真壁心配したぞ。」

「すいません。
迷惑を掛けてしまって。」

ブルーは私を抱きしめた。

「よかった。心配した。」

「私もだよ。」

ブルーの背中に腕を回して、
抱きしめてたら、
ブルーが驚いた。

「お前変わった?」

「何故?」

「今までこんな事を
しなかった筈・・・。」

「病気をしたから、
少し寂しかったんだ。」

私はブルーの体に、
身を寄せていた。

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