天使と吸血鬼
家族の事は父から
聞いた事はある。

弟はいると聞いたが、
兄がいるとは聞いた事は、
一度も無かったのに、
いきなり1ヶ月で兄が、
出来るなんておかしい。

「やはり・・・。」

「先生?」

「真白。
エリカの事は俺に任せろ。
ただし、これから何かが、
起きようとしているのは、
確かだ。」

「うん・・・。」

「お前だけじゃなく、
エリカや俺まで泣く事も、
十分に考えられるんだ。」

「そんな・・・。」

「だから。頼む。
エリカの事を今まで通り、
接して欲しいんだ。」

「分かった。」

真白は俺の意見を、
素直に聞いてくれた。
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