天使と吸血鬼
中に入ると、
ピンクで統一された部屋。

「座って!!」

私は向かい合って座ると、
彼女は思いも寄らない
行動をとってきた。

「真壁さん。ありがとう。」

そう言いながら彼女は、
私に抱き付いてきた。

私は驚いて何も出来ずに、
ボーとしてしまった。

「友達になりたかった。
ずっと友達がいなく、
寂しかった。

けど、真壁さんとなら、
友達になれそうな気がして
声を掛けたんだ。」

彼女の言葉に嘘は、
感じられなかった。

今まであった生徒は嘘を
感じ取ってきたけど、
彼女の言葉は信用できた。

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