天使と吸血鬼
「ブルー。」

「叔父様。」

「立派な姿だな。」

叔父は目に涙を浮かべて、
ジョーも泣いていた。

ジョーは天使界に無くては
ならない存在になって、
俺の右腕になって動く。

「今日は、王の継承式だ。
立派に務めるんだぞ。」

「はい。」

それともう一つ。
妃をやはり迎える事に、
なってしまった。

どんな女性かは知らないが、
父上も叔父もジョーも、
国民みんなが気に入っている。

エリカしか妃に、
迎えたくなかったけど、
俺は継承式に臨んだ。
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