天使と吸血鬼
「私こそ。ありがとう。」

ビックリした彼女は
私から離れた。

「私もね。友達いなかった。
お父様が人と会わせない様に
していたんだ。」

「そうなの?」

「だから。真白さん。
友達になって欲しい。」

「私もだよ。
真白さんは止めて。」

「だったら?」

「楓っと呼んで欲しい。」

「分かった。
私はエリカと呼んで。
それと1つお願いがあるんだ。」

「何?」

「腕見せてくれる?」

楓は躊躇せずに服を脱ぎ、
私に腕を見せてくれた。

そこには星型はなかった。
どこかでホッとした
私がいたのです。
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