天使と吸血鬼

真壁の傍にずっと
いたい気持ちが段々と
高まっている。

俺の飛行機の席は、
抽選を行う事になって、
俺は真壁の隣に座る事が
出来たのだ。

嫌、少し魔力を使って、
隣のくじを当たるように
自分で仕向けた。

学校での仕事を終えて、
家に帰ると、
ユーが拗ねていた。

「ブルー！！
今度何処かに行くの？」

「ああ。
学校の行事で修学旅行に
行くんだよ。」

「何それ？」

「さあ。
人間界の事は分からないが、
結構楽しそうだよ。」

「私も一緒に付いて行きたい。
ダメかな？」

「はあ？
無理に決まっているだろう？
遊びで行くわけじゃないし、
夜には見回りをしないと
いけないんだよ。」

そう言うとユーは、
余計に機嫌が悪くなった。