天使と吸血鬼
翌朝起きても昨日の
事ばかり考えていた。

朝食を食べていても、
目線がどうしても先生に
向いてしまう。

「エリカ、ちょっと。」

「ゴメン。」

「何度も呼んでいるのに、
どうしたの?」

「うんん。」

「はあん。先生の事を
見ていたんだね。」

「うん。」

「エリカって案外見た目と
違って、積極的に行かないんだね。」

「どうして?」

「だって。」

楓が言う前に主任の先生が、
声を荒げて言ってきた。
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