天使と吸血鬼
「エリカが怪我無くって、
私はホッとしたよ。

だって、私にとって、
1番の友達で親友だもん。」

楓は涙を流しながら、
私に近寄って抱きしめられた。

私はいじめられていたけど、
楓に怪我をされたくなかったから、
あえて離れていたのに、
何故か楓は離れようとしなかった。

私は初めて心から、
信頼できる友達をやっと、
見つけられた気がした。

けど、先生への気持ちは、
押える事がいいと感じていたが、
楓は知っていた。

「エリカ。
修学旅行で天童先生と、
何を話していたの?」

私と楓は座り込んで、
この前の事を全て話した。

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