天使と吸血鬼

それぞれの思い

・先生サイド・

いじめをされても逃げない
彼女に俺は驚かされた。

俺は怒ってしまい、
他の先生がいなかったら、
生徒に手を上げていたかも
知れないと思った。

天使である俺だけど、
きれい事だけで済まされる
訳はありえない。

俺は久しぶりに天使界に
戻ると国王である父親が、
悩んでいる姿に驚いた。

「ブルーどうした?」

「いいえ。
ちょっと戻ってきただけで
ありまして用事はありません。」

俺がそう言うと、
父親は意外な言葉を発してきた。
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