天使と吸血鬼
数日後。
妖精界の国王が俺と父親に
会いに来たのだ。

「どうされましたか?」

「実は娘のユーの事で、
話が会ってやって来ました。

ブルーが人間界の娘に、
恋をしてしまったと話を聞き、
驚いてしまいました。

国王。私の娘であるユーを
認めてもらって、
ブルーの姫君にして貰いたい。」

妖精界の国王自ら頭を下げて、
申し上げる自体になってしまった。

「国王。頭を上げて下さい。
ユーは貴方の娘であるのと
同時に妖精界の女王になる人物。
息子の姫になることは、
難しいのです。」

「だったら、人間の娘を
天使界の女王になれると、
思っていますか!!」

妖精界の国王が、
父に迫ってきたが、
父の態度は決して変わる事が、
無かった。

「もしブルーが人間界の
娘を女王に選んだとしても、
私は反対はいたしません。」

父の態度の驚いた妖精界の
国王はそのまま帰った。
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