天使と吸血鬼
するとユーが急いで、
俺達の所にやって来た。

「国王様。言いましたよね。
人間界の女をブルーが好きに
なってしまった。

それともう一つ言いました。
彼女は悪魔界の使者で、
吸血鬼かも知れないと。」

ユーは必死に天使界の
国王にモノを言ってきた。

本来はタブーであるのにも、
関わらずに言ってくるユーに、
父親は怒りを露にしなかった。

「もし、彼女が悪魔界の
使者で吸血鬼かも知れない。
けど、吸血鬼を倒すには、
ブルーしか出来ない。

息子の女王になるのは、
息子を心から愛してくれる
人物では無いと、
天使界のみんなが認めないんだ。

ユー。君は確かに綺麗で、
頭も切れる人物だ。
けど、ブルーが心の底から
愛した人物で無いと、
星型の痕が付けれないんだ。」

国王の言葉にユーは、
涙を流すしかなかった。

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