天使と吸血鬼

不安

先生と両想いになって、
浮かれた気分で新学期が始まり、
楓に報告をした。

「良かったわね。」

「うん。」

「けど。気をつけなよ。」

楓の言葉に私は息を飲んだ。
当たり前だけど、
先生は凄く人気があるので、
簡単にはデートは無理。

それを承知の上で、
私と先生は付き合っている。

けど。先生の腕を見るのが、
凄く嫌な気分になっている。
星型の印があったらと、
毎日不安で仕方ない。

まだ私と先生はキスしか、
していないけど、
腕を見せて欲しいとは、
言えていない。

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