天使と吸血鬼
「真壁は進学は?」

「しません。」

今日は先生と個人面談。
当たり前だけど、
学校だから悪魔の心配は、
無いかもしれないけど、
いつ悪魔が姿を変えて、
接してくるか分からない。

「そうか。
お前なら成績が優秀だから、
進学をすると思った。」

「いりません。
自分のしたい事が山ほど
あって、進学をしません。」

「分かった。」

先生は笑顔で言ってくれた。
けど、私の心は複雑。
先生の笑顔をいつまで見れるか、
心の中で囁いた。
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