【番外編】あなたの隣で
「それじゃ、いくよー。」
カシャッ
一瞬明るくなって、秋人はまた、カメラを構える。
「あ、まって!!智也も一緒に撮ろうよ。」
「えっ?俺も!?」
慌てる智也の腕を無理やりアタシは引っ張って、隣にたたせた。
「俺は別にいいって!!」
「だーめ!!
1人でずっと撮るの恥ずかしいし、智也がいなくちゃ意味ないもんっ。」
その言葉で智也は負けたようにアタシに寄り添った。
「早く終わらせろよ……。」
「へいへい。そんじゃ、いっくよー♪」
カシャッ!!