【番外編】あなたの隣で



「本当にいいの?」





帰り。白い大きな箱を車につめて、アタシたちは帰路についていた。




「まだ、いってんの?
本当に本当に大丈夫だって!!」




「でも、着る機会なんてほとんどないし……」


「だったら、子供に着させればいいんだよ。
男だったらお嫁さんのほうにあげればいいし。な?」








車のハンドルを片手で握りながら智也はアタシをみた。




「うん……。」





< 17 / 44 >

この作品をシェア

pagetop