【番外編】あなたの隣で




「あっ、智也!!久しぶりにゃー♪」






「いい大人がにゃーにゃー言うな。気色わりー。」



高校時代、明るかった秋人の金髪は、今では落ち着いた茶色になりつつあった。




「ったく、相変わらずノリが悪い〜。
それより、俺客なんだけど〜足疲れちゃったぁ。」



「やっぱり、お前嫌い。帰れ。」



「まぁまぁ、せっかく来てくれたんだし、玄関の立ち話じゃ、なんだからあげてあげよっ。
どうぞ、秋人。」






あいだに入った彩が、俺をなだめながら、秋人を家にあげた。


< 6 / 44 >

この作品をシェア

pagetop