紅い雫
悲劇
いつもの景色

いつもの楽しい時間

いつもの友達

それが当たり前だと思っていた。

なのに闇に染まってしまった。

一体だれか

この美しい世界を

真っ暗な闇へとしたのだろう

キーコーンカーコーン予鈴が鳴った

バタバタと急いで教室にはいる生徒たち

そこにはあたしも含まれていた。

「ふぅ・・・ギリギリセーフ」と両手広げる

「よっはよっ」ニカッと笑って手を振ってくる

「山本ッ・・・・はやいなぁ・・」

「魅音が遅いのな」

「いやいや山本が速いんだよ・・(苦笑」

毎日こうやって始まる・・・

そのあと親友の佐藤翼が急いで入ってきて

冷やかしにきて・・・

別に山本とは付き合ってない・・

でも翼に言われると心が切なくなる・・・

どうしてだろう?

翼はクラスでも人気で鈍感で馬鹿で

なのにずっと君の横顔を見てしまう

スキ・・・とか

愛している・・・ってどーゆいみなんだろう

別にあいつが好きなわけじゃないから・・

てかなんであたしあいつのことばかり考えてるの!?

まるであいつに夢中ですっっていみじゃあああああん

ちくしょー!!

手を頭にいて上下に動く

それをみた先生は「おーい高橋・・病院に行った方がいいじゃないか?」

・・・せんせい

あなたはあたしを嫌ってますね?

先生がいったあと皆が声をあげて笑う

あいつも・・

「せんせーそんなのどーでもいいので授業始めたらどうですかー?」

いじわるぽク口を尖らせていう

先生はすまんすまんっといい黒板に目を向ける

別にこの学校にはイジメとか自殺問題がない平和な
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