粉雪のマジック
『……やっぱ、ダメ?』
やっぱこう言うのってダメなのかな……。
少し俯いていると、
『……ほら、行くぞ。』
『え……キャ!!』
と急にあいつはあたしの手を引っ張り、歩き出した。
ちょっとちょっと!!
さっきのあの顔は一体どこにいったの?
てか急にひっぱりだしたら転けるに決まってんじゃん!!
『ちょっと!!』
『何だよ……?』
『一体どこに行くの?』
と少しキレギミに聞くと、
『……プリ。』
『は?』
『撮りたいんだろ、プリ。』
と口を尖らせながら呟いた。
『え、でも……』
嫌なんじゃないの?
と聞こうとした瞬間、
『別に嫌って訳じゃなくて、
ただちょっとハズイだけ……。』
とあいつは恥ずかしそうに顔を背けた。
………何か、
『……可愛い。』
『は!?』
『何か……今までそう言う一面を見た事がなかったからね?』
いわゆるギャップ萌えみたいな?
するとあいつは、
『っさいな!!ほら行くぞ!!』
『あ、待って!!これがいい!!』
『は?どれも同じだろうが。』
『そう言う訳じゃないの!!』
全部同じだったらあたしだって困らないの!!
人の好みとか写りとかあるし……。
ま、そんな事を言ってたらまた何か言われそう。
あたしはただ黙って人の列に並んだ。
やっぱこう言うのってダメなのかな……。
少し俯いていると、
『……ほら、行くぞ。』
『え……キャ!!』
と急にあいつはあたしの手を引っ張り、歩き出した。
ちょっとちょっと!!
さっきのあの顔は一体どこにいったの?
てか急にひっぱりだしたら転けるに決まってんじゃん!!
『ちょっと!!』
『何だよ……?』
『一体どこに行くの?』
と少しキレギミに聞くと、
『……プリ。』
『は?』
『撮りたいんだろ、プリ。』
と口を尖らせながら呟いた。
『え、でも……』
嫌なんじゃないの?
と聞こうとした瞬間、
『別に嫌って訳じゃなくて、
ただちょっとハズイだけ……。』
とあいつは恥ずかしそうに顔を背けた。
………何か、
『……可愛い。』
『は!?』
『何か……今までそう言う一面を見た事がなかったからね?』
いわゆるギャップ萌えみたいな?
するとあいつは、
『っさいな!!ほら行くぞ!!』
『あ、待って!!これがいい!!』
『は?どれも同じだろうが。』
『そう言う訳じゃないの!!』
全部同じだったらあたしだって困らないの!!
人の好みとか写りとかあるし……。
ま、そんな事を言ってたらまた何か言われそう。
あたしはただ黙って人の列に並んだ。