甘い声で、癒されて



「ふわあ・・・」



大きく、あくびをする。
まったく、どうしてこんなに社会科は眠たくなるんだろうか。
地理とか無理。
私関係ないって。


外国の場所とか知ってても意味ねぇし!
私ずっと日本にいるし!!



などと、内心で愚痴を言いながら、帰りの用意をする。



「そーだ」



昨日、優くんのために、ある物を買ってきた。
きっと、優くんは、喜ぶだろうなあ・・・。
顔には絶対、出さないと思ってるけど、結構オーラで分かったりするんだよねぇ。



「優くーん♪あのさ、「邪魔」



そう言うと、優くんは早歩きで、教室を出て行く。



「うええ!?」



いそいで、後を追う。

< 11 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop