甘い声で、癒されて
「ふわあ・・・」
大きく、あくびをする。
まったく、どうしてこんなに社会科は眠たくなるんだろうか。
地理とか無理。
私関係ないって。
外国の場所とか知ってても意味ねぇし!
私ずっと日本にいるし!!
などと、内心で愚痴を言いながら、帰りの用意をする。
「そーだ」
昨日、優くんのために、ある物を買ってきた。
きっと、優くんは、喜ぶだろうなあ・・・。
顔には絶対、出さないと思ってるけど、結構オーラで分かったりするんだよねぇ。
「優くーん♪あのさ、「邪魔」
そう言うと、優くんは早歩きで、教室を出て行く。
「うええ!?」
いそいで、後を追う。