甘い声で、癒されて
いつも、あんまりしゃべらない男の子が、しゃべったとき。
私は、あなたに恋をした。
あなたは、まったくしゃべらない。
いつも、教室の窓際で、本を読んでいるだけ。
そんなあなたの声が、大好きになった。
『いい加減にしなよ。男が女に手を出すなんて、最低行為だ』
クラスの男子が、クラスの女子を殴ったことが原因だった。
あなたは、何もしてないのに、みんなからさけられていて。
「・・・好き」
「ちょ、亜里香?」
「大間くんの声・・・好き!」
それが、きっかけで、あなたの声に恋をした。