隣のアイツ
家に着くと、


「お帰りー!」


すでにみいがリビングでくつろいでた。


「おぅ!お前さっきはよくも!」


「ベーだ!日頃の恨みだっつうの!」


「な!ったく可愛くねーの!」


「ほらほら!喧嘩しないの!ホントにラブラブなんだから」


母ちゃんのいつものセリフ。


「ラブラブぢゃない!
誰がこんな奴!」


そんでそろって俺らのセリフ。


いい加減。このやりとり無駄じゃね?


でも何か、好きなんだよな笑っ


「さっ!ご飯よ!」


「わああい!おばちゃん。いただきまーす」


真っ先にご飯に食らいつくみい。


「ぷっお前太るぞ!」


「な!デブで結構だもーんだ。黙って食べたら?」


「黙りませーん。お前が黙れば?」



「こら!二人ともいい加減にしなさい!」



「へーい」



怒られるのもいつものこと。



ホントコイツには
女っけが感じないんだよな。



ホント妹みたい!



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