隣のアイツ
何もやる気が起こらない、


まるでぬけがらのように、

ただ、ベッドで寝ていた。


時間をたつのも忘れて…






しばらくして、インターフォンが鳴る。



誰だろ?



「美里ー!入るよ!」

留美子?


いつの間にか部屋の入り口に留美子が立っていた。


「ちょっと美里!どうしたのよ?てゆか、その顔。」


「留美子。学校は?」


「とっくに終わったわよ。あんた、抜け殻みたいだよ?」


「留美子、私、、、」


「何も言わなくていいよ。全部茂さんに聞いた。」


「え?茂に?」


「たまたまね、茂さんを見かけて、別れたんですか?って聞いたの。
最低だよ。あの男。
だから私、一発ぶん殴ってやったわよ!」


「留美子~。うわああん」

私は声を大声にして泣いた。


「美里~ヨシヨシ。
あんな奴、所詮顔だけよ!あんたならすぐにできるよ」




「うん。ありがとう。」


留美子にしばらく抱きしめてもらっていた。




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