隣のアイツ
「ねえ!手、離して~」


「嫌だ。」


「離して~」


「いいぢゃん別に!」


結局、家まで私は手を繋いでいた。



でも、どこか安心して
嫌ではなかった。



それに、何故か手を引っ張って前を歩く後ろ姿が
かっこよく感じた。



俊介の家に行き、
リビングでくつろぐ。


昔からこの場所はお気に入り。


制服姿から、部屋着に着替えた俊介もリビングでくつろいでいた。


俊介って、こんなにかっこよかったけ?


私は俊介の顔に釘付けになっていた。


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