隣のアイツ
「みい!手」

俊介が手をギュッと握る。俊介の手は大きいんだ。


強引に手を引っ張る所は昔と変わらない。


「俊介~歩くの早いー」


「みいが遅いんだよ~」


「も~俊介の馬鹿~」


でも、俊介は私が車にひかれないように気を付けてくれる。


学校に着くと、

皆が見ていた。



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