やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「・・・・別にいいですけど?・・・・友達っていつの間にかなるものじゃなかったですか?」
疑問の表情を浮かべる私。
そんな私に取り合わずに椿 麗子は言った。
「ありがとうございます。それでは、行きましょう。」
「えっ・・・どこへですか?」
私は、答えを聞くことができないまま、あっという間に、周りを、葵の付き添いの男達に囲まれた。
助けを求めて、真木ヒナタを見ると、真木ヒナタは、私には目もくれず、アイスを美味しそうに食べている。
私は、無理やり、店を出て、葵の車に乗せられた。
途中、サブが止めようとしたが、サブも、葵の付き添いの捕まり、私とは別の車に乗せられた。
こうして私とサブは、何故か葵に連れ去られてしまった。