やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「な、何するんですか!」
急にお風呂場に投げ込まれ、驚いたような表情になるポチ。
そんなポチに問答無用で洗剤をかけ、トイレ用のブラシで頭を擦る真木ヒナタ。
「痛い、痛いですよ、真木さん!しかも、その洗剤、トイレ用のでしょ?アッシが禿げたらどうするんですか!」
お風呂場に響き渡るポチの叫び。
しかし、そんなことお構いなしにうれしそうに笑顔で擦りまくる真木ヒナタ。
「よし、流すぞ~!」
組長が、真木ヒナタに声を掛けると、シャワーをポチにかける。
「あ、熱い!熱いですって!」
シャワーに当たるやいなや、騒ぎまくるポチ。
「そんなわけないだろ?ちゃんと設定温度、35度にしてるんだか・・・・・・・らって・・あれ?・・・いつの間にか50度に?」
やっちゃった的にお茶目に笑う組長。