やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「正解!!」
笑顔で執事を指差す真木ヒナタ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
真木ヒナタの言葉に一同、絶句する。
「・・・・一応、聞きますが、それで、大和はどうなったんですか?」
全員、絶句の中、執事が、どうにか言葉を発した。
「知らない!・・・・・けど、ポチも一緒に置いてきたけど、ポチは、無事みたいだから、大和も無事なんじゃないのか?」
「全然、無事じゃないですよ!!!!」
その時、部屋のドアが、いきなり開き、ポチが中に入ってきた。
「・・・・生きてたんですね。」
ポチを見て、残念そうにつぶやく私。
「・・・・本当だ。残念ながら、足があるから、幽霊じゃないよ。」
サブも、ポチを見てつぶやく。
「入るな。生ゴミ。」
真木ヒナタが、トドメの言葉でポチを一刀両断した。