やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「用意できましたよ。」
台所のテーブルの上に人数分の料理を並べ終わってから、部屋に声を掛ける。
「腹減った~。」
組長、真木ヒナタ、サブが、次々と台所のイスに座る。
「組長、お願いします。」
私、組長、真木ヒナタ、サブがイスに座り、私が、組長に声を掛けた。
「よし、それじゃ、いただきます。」
「いただきま~す。」
組長の掛け声で朝食を食べ始める私達。
「おっ、相変わらず、この味噌汁、いい味だな!」
組長が、私を見て言った。
「本当ですか?」
思わず、にやけてしまう私。
やっぱり、自分が作った料理を誰かに美味しいと言われるのは、うれしかった。