やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】




約束の10分前にお店に到着した私達。



お店の中に入り、相手が到着するのを待っていた。



今回の相手は、ホストクラブをやるのに必要な高級テーブルやイス、コップ、お酒など色々なものを揃えてくれる業者との話し合いだった。



「まったく、遅せ~な!!俺を待たせるなんて、何様のつもりだ!!」



店に到着して、3分も立たないうちに、真木ヒナタが文句を言い始めた。



「・・・・サブさん、近くのコンビニでアイスを大量に買ってきてください。」



私は、サブにお願いすると、サブは、「わかった。」と言うとすぐに、店を飛び出していく。



そして、サブは、すぐにアイスを大量に買って戻ってきた。



「小夜、買って来たぞ。」



私は、真木ヒナタにサブが買ってきたアイスのひとつをあげた。



「いいのか?」



「はい、どうぞ。」



真木ヒナタは、うれしそうに私からアイスを受け取ると、食べ始めた。



「・・・いいですか、サブさん。真木さんが、食べ終わるごとに、新しいアイスをあげてください。とりあえず、食べている間は、静かにしていますから。」



私は、真木ヒナタに聞こえないように、小声でサブに言った。

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