わたしの名前は…

「コウキがやったかどうか
それはオレは知らないけど、
オレのせいでお前等喧嘩して別れんのはなんか嫌だからよぉ…」



アンタの都合かよ…



「でも、
お前をキズ付けたって、
マジでコウキ、悩んでたし…
電話したらマジで振られるかもって、
電話もできないっつうから…」



「ずるいな…
1対何?
私はひとりで悩んで、
ひとりでキズ付いて、
ひとりで考えて…
だから別れようって決めたのに!!」




「…そうだな。
ずるいな、男は…。
お前、強いな。
悪かった、いらないことして…
おやすみ…。」


プープープープ…―――。





ナルセ先輩の言葉は
なぜかちゃんと、
思って言ってる言葉な
そんな感じがした



あなたなら、
今の私のキモチ、

信じていたヒトに裏切られたキモチが、
解るのかもね―――




あなたは、
だから私に強く言わなかったんだね…
< 110 / 386 >

この作品をシェア

pagetop