わたしの名前は…
私はコウキを愛していた…
現実はそうでしょ?
ユウキに逃げただけ…
私はコウキの彼女…
私たちは…
愛し合ってる…
いつか、きっと―――
「何でお前…
犯されてるみたいな顔して抱かれてんの?
コレも…
いつまで着けてんだよ!
他の男に貰ったんだろ!」
ネックレスに通した指輪をつかみ、
私を睨むコウキ…
「違う!
痛い!離して!」
ネックレスの引っ張り合い
「違うなら取れよ!
ムカつくんだよ!」
思い切り引っ張られ、
ネックレスが切れた…
「オレの女だろ!
オレが買ってやったのやってたら、
それでいいだろっ!!」
「返して!
お願い!!」
「何で!
そんなに大事かよ!?
だったら――」
そう言って窓を開け、
コウキは指輪を外に思い切り投げた―――
「行けよ!
裸で探しに行けよっ!!
大事なんだろっ!」
そして私の服も窓から放り投げた…
「行けよっ!」