わたしの名前は…



母が調書にあった委員、弁護士名から
後に聞いたはなし…

調停委員のじぃさんは、
態度がデカイ、
偉そうにしてると、
近所でも嫌われモノ…

弁護士は、
コウキの父の知り合いで、
コウキの父より年下、

以前仕事絡みで弁護・代理人をしていた…



家裁なんて、
狭い世界で構成されている




「やめて、よかったね…」


家族に笑いが戻り始めた…



裁判…

なんて言っても、普通そうそう経験しない。


また、二の前で、
無駄な時間を費やしたくない。


カナムと笑う時間を
コウキなんかにとられたくない。




私は弁護士を頼った。

地元以外の、
コウキの家と絶対繋がらない弁護士を。



また1から説明しなおし…

面倒…



「面倒だけどね、
ちゃんと知りたいんだ。
早くケリ付けよう、
男女の別れ話の裁判なんて僕は嫌いだ。
早く終わらせるから。
これ以上くだらない男に、時間もお金もかけないこと。」

< 305 / 386 >

この作品をシェア

pagetop