わたしの名前は…



何があっても
絶対に裏切らない。

どんな結果が待ってても?
何があっても?



ないない。


最悪で、
また“サキ”が空になるほどの結末なんて
思いつかない。



必ず、考えてみる結末に、
ヒトシがいてくれる…






「ママ!
お星さまきれいだよ!
ほら見て!」

「え…
うん…
きれいだねぇ―――」





(ねぇ…見てる?
あなた達が私に、
幸せになれってあの時教えてくれたんでしょ?
今はここで眺めてていいってこと…だよね…)





「ママ、おバカさんはどこ?
お空行けたかなぁ…」



「―――行けたよ、きっと。
あのキラキラのきれいな中に行って、
お利口さんにしてるよ…
そんでみんなとカナムを見てるよ、
ずっと笑ってろって…」


「そっか、
笑ってるよ、僕!」




窓に張りついて
星を眺めるカナム―――



窓から見えるキラキラのきれいな星は、
あの時と同じに瞬いていて…

そこにいて大丈夫だと、
私たちを見守っている様な
そんな気がした―――

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