わたしの名前は…
時計は12章の繰り返し…
それでも
動いていれば、
必ず日付が変わるように
私も…
あなたも…
誰だって…
変われるはず…
でも、
独りじゃ動かせない変われない、
そんなときが必ずある…
私にはヒトシが、
カナムが…
2人ずつの父と、母が…
必ずいてくれて、
動かし続けてくれる。
もう、止まらない。
理想や願望や…失望に…
自分を見失い、
自分の時を止めてしまう
そんな時が
あるかもしれない…
目覚まし時計を止めてしまう時が
あるかもしれない…
でも、止まっても、
空っぽでも、
“自分”という殻を捨てないで…
あなたが止まっても、
必ず繰り返す12章のどこかで、
“あなた”を動かす
“誰か”が待ってる!
あなたをもう1度目覚めさせてくれる、
誰かが必ず現われる!
“自分”という殻に
“自分”を、愛し、
根付かせ直してくれる、
誰かに逢うまで…
繰り返す価値をきっと
いつか感じるから―――
私は今、
“サキ”の殻を着た、
“サキ”…
もう止まらない。
もう、“カレン”は…
いない―――