わたしの名前は…
-4 『崩壊』
私が引っ越すのは入学式前々日。

私たちは相変わらず
毎日のように会っていた

親が

「もうすぐ遠くに行くのに
夜家にいることがない。
親って何なんだ!」

と、嫉妬するほど…

でも、Hはなし…

まるで妊娠するのを望むかのように
コウキがセックスを求める…

オレは子供が欲しかったんだ!

そう言われている様で
Hができなくなっていた…

抱き合う、キスする、
胸に手が行く…
と、どうしても
いけないことをする様で…

コウキの手を
抑えてしまう…

あと1週間…



「何でさせてくんねーの?」

「だって、
子供殺したばっかで
そんな気になんかなれない…」

「お前、もうすぐいなくなるんだぞ!?
オレだって男だ、
そんな何ヵ月もやらないでなんかいられねぇ!」


何ヵ月…

それじゃ、遠恋なんか
ムリじゃん…



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