わたしの名前は…
でも。
私の壁は
必死につくりすぎて
とてつもなくもろかった…
あの時から、もうきっと、コウキを信じられなくなり、
すべてをマイナスにしか
考えられなくなった…
地元にいる
心友からの電話―――
「元気?ダイジョブ?」
「何!元気!
何急に(笑)!?」
「マジで大丈夫か?
コウキ先輩と何かない?」
「何、ないよ、何で?」
「ならいいんだけど…」
「は?何それ。
すげぇ意味ありげ!
何でんなこと聞くの?」
「や、何もないならマジいいんだ…」
そんな急にワケわかんないこと
言いだすわけない―――
いやな予感がする―――
「良くないべ、
そこまで言うには何かアルだろ。」
「いや…でも―――
あのさぁ、今日
コウキ先輩どっか行くとか言ってた?
店で見たからさぁ…」
何となく、何が言いたいか予想できた
「言われてない。
女といたんでしょ?」
「ん…うん…
だから別れたかと
思って…
あたし、いらないこと教えちゃったでしょ…」
「ううん、んなことないよ。
たぶん、今日だけじゃないし…
心配してくれてありがと。
大丈夫だよ」
本当は全然
大丈夫なワケナイ―――
でも、遠くの女より
近くの女…
そんな動物の本能、
たまに………許さなきゃ?
理解できない、
納得できない理屈を
必死でいい聞かせる…
ってことは、
今日は家にいないんだね。
じゃあ、寝るか!
それで
閉じ込めようとした―――
なのに、なのに!!
私の壁は
必死につくりすぎて
とてつもなくもろかった…
あの時から、もうきっと、コウキを信じられなくなり、
すべてをマイナスにしか
考えられなくなった…
地元にいる
心友からの電話―――
「元気?ダイジョブ?」
「何!元気!
何急に(笑)!?」
「マジで大丈夫か?
コウキ先輩と何かない?」
「何、ないよ、何で?」
「ならいいんだけど…」
「は?何それ。
すげぇ意味ありげ!
何でんなこと聞くの?」
「や、何もないならマジいいんだ…」
そんな急にワケわかんないこと
言いだすわけない―――
いやな予感がする―――
「良くないべ、
そこまで言うには何かアルだろ。」
「いや…でも―――
あのさぁ、今日
コウキ先輩どっか行くとか言ってた?
店で見たからさぁ…」
何となく、何が言いたいか予想できた
「言われてない。
女といたんでしょ?」
「ん…うん…
だから別れたかと
思って…
あたし、いらないこと教えちゃったでしょ…」
「ううん、んなことないよ。
たぶん、今日だけじゃないし…
心配してくれてありがと。
大丈夫だよ」
本当は全然
大丈夫なワケナイ―――
でも、遠くの女より
近くの女…
そんな動物の本能、
たまに………許さなきゃ?
理解できない、
納得できない理屈を
必死でいい聞かせる…
ってことは、
今日は家にいないんだね。
じゃあ、寝るか!
それで
閉じ込めようとした―――
なのに、なのに!!