わたしの名前は…







「ナルセと飲んできた」





嘘…、



ついた―――




やましいことないから言う…
イコール、
やましいことあるから
言わないって?…

「あとは?」

「何からんでんの?
いないよ、何だお前っ!」

…逆ぎれですか。

私の壁を簡単に壊し、
それに気付いていない。

コウキが気付かないほど
キモチよーく、
私は崖っぷちから落ちた。

傷ついたり、悩んだり…
そんなのは、
囲んだ壁の中で
もう、とっくにしていた

それに自分で気付かないように
傷ついてないフリをしていただけ…

有無を言わさず突き落とされた先は、
以外にさっぱり爽快!

カラダもココロも
真っ裸で、キモチ良かった


「疑ってんだろ?」

「全然―――」

(確信しただけ。)

「ホント?良かった…」

(全然良くない。)

「愛してるよ、サキ」

(誰の次?)

「うん。知ってる。」

(サキのことも…でしょ)

「サキ言ってくれねぇの?」

「愛してるよ、誰よりも。」

(私“は”ね…)





完全にひん曲がった
私のこころ…

私の心友に見られたのは最大のミス…だね…

他の誰に見られても
私に迄は知られなかったかもね。

でも、ユウミに見られちゃアウトだよ、コウキ(笑)!

笑える、

笑える…

壁の崩壊、
私のココロは
コッパミジン!

すっかりぶっ壊れたら、
楽になったかもね…

あはははは―――




こんなに好きじゃなきゃ、別れられるのに…

どうせなら
愛してるなんて、
微妙な幸せくれないで…

私が1番でも、
代わりがいちゃ意味ないよ



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