わたしの名前は…
キャバクラの仕事は
はっきり言って嫌いだ。

私の性に合わない、
それだけだけど、ホント疲れる。

愛想笑い、持ち上げ、
とにかく喋んないといけない仕事。

プロになるつもりもないし長居するつもりもない。

問題なく、
時給もらえればいい。

やる気やセンスは、
たぶん客にも伝わる…

指名したコがいればいい。
指名したコが席を立つとあからさまに性格の変わる客もいる。

ヘルプも大変なんだよ。

私は主にNo.1のヘルプ。

ヘルプには
一番、手が悪いと思う…

でも、
どうせ私は門限までの短時間の我慢だし…

金・土曜日の
門限が少しだけ遅い時間になる日のみのバイト。

その曜日は
コウキも夜遅くまで飲んでるんだろう

一度もバイト中に、
携帯が鳴って
「やばいっ」ってことになったこともなかった。

おもしろいと思えない、
でもお金はいい。

もう少しお金ためたら早くやめよ…

いくらお金が良くても
私にはあわなすぎる!

そんなコトを
思ってバイトに行っていた


しかし、ある日…

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