わたしの名前は…
-5 『形成』
「ナミをNo.1にしてやる」
そう社長が豪語するだけはある
店に落とすお金はハンパない――
ここは月売り上げでNo.1が決まる。
私はバイトの条件上、
順位に関係ない
つまり、社長が落とすお金は全て、
指名料以外ナミさんの売り上げ。
私の為に注文しても
ナミさんの売り上げ。
それも私には、
優越感でしかない。
その優越感からか、
きっと私は、前とは違う営業スマイルを自然にしていたんだろう
指名も増え、
店にとってありがたいバイトになる
当然だ。
だって、私は手当無しで店の儲けを増やすんだから
「ミキのバイト時間を延長できないか?」
オーナーが私に聞こえる場所で主任に言う。
店的にあまり売り上げがよくない…
主任はよくオーナーに怒鳴られていた、
女の子の教育が悪いと…
私をチロっと見て考え込む主任――
(ムリだよ〜、私には門限があるんだから〜)
そう社長が豪語するだけはある
店に落とすお金はハンパない――
ここは月売り上げでNo.1が決まる。
私はバイトの条件上、
順位に関係ない
つまり、社長が落とすお金は全て、
指名料以外ナミさんの売り上げ。
私の為に注文しても
ナミさんの売り上げ。
それも私には、
優越感でしかない。
その優越感からか、
きっと私は、前とは違う営業スマイルを自然にしていたんだろう
指名も増え、
店にとってありがたいバイトになる
当然だ。
だって、私は手当無しで店の儲けを増やすんだから
「ミキのバイト時間を延長できないか?」
オーナーが私に聞こえる場所で主任に言う。
店的にあまり売り上げがよくない…
主任はよくオーナーに怒鳴られていた、
女の子の教育が悪いと…
私をチロっと見て考え込む主任――
(ムリだよ〜、私には門限があるんだから〜)