わたしの名前は…



「王様ゲ〜〜〜ム!!
私王様!男と男でチュウ〜!!!」


イツキ先輩が、
その先輩に抱きつきほっぺにチュウする!

「やめろ、やめろ!
インポじゃねぇの分かったから!
男が好きなんだろ?(笑)」

気がイツキ先輩にいく…

ありがとう、イツキ先輩…

少しの間、2人でジャレ合う猫のように言い合いしながら笑っていた…


が―――

やっぱり酔っ払い…


「だったらマジメにやればいいんだろ、
王様になれば何でもありな!?」



…ち、違うだろぉ?!!

余計にうまいこと逃げるすべをなくす事態に…



「イツキ!何かでクジ作れ!」

「何かって何で…
そんなもん作ったことないし!
やめ、やめ、なぁ、先輩」

で、やめるわけはなく
何かクジにできそうな物を探す・さがす・サガス…




「…!トイレ」

逃げちゃえ!

トイレでぐるぐる一人作戦会議!




ムリだぁ…
アシないじゃん…

あ゙ぁぁぁ!!!
早く帰ってきてぇ!ナルセ先輩!
あんたってもう言わないからぁ(泣っ)!



はぁぁ…………。

何も思いつかずトイレから出る…

階段をゆぅっくり
国会でこういう歩き方何ていうんだっけ?

あははは、はぁ…
どうでもいいよ…



ガチャ。

…着いちゃった



「はぁ…」

思わずため息を音にしてしまった…
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